エコ事業所応援book
温防センターではエコ事業所向けの省エネ対策・脱炭素などに
ついて解説した「エコ事業所応援book」というものを作成しております。
ふくおかエコ事業所応援book」は、福岡県内の事業所がエネルギーや脱炭素化に取り組む際の具体的なガイドラインや支援情報を提供するために作成されており、「実践編」と「知識編」 」の2部構成です。
1. 実践編
この記事の目次
この事業では、エコ活動に取り組む事業所が「エコ事業所」として登録することで、以下のような特典が得られます:
入札加点や低担保融資:環境活動を行う事業所に対する加点評価や融資制度
表彰制度:優秀な努力を行った事業所への表彰
登録証・ステッカー発行:エコ事業所としての証明を表示するための証明書やステッカーの発行
省エネの取り組みには以下の3段階が示されています:
運用改善:設備投資を行わず、日常的な運用改善で省エネを心がける(例:不要時の照明消灯、空調管理など)
設備改善:小規模投資による付加設備や改善(例:送風機やポンプの回転数制御装置設置など)
プロセス変更と高効率設備の導入:作業工程全体を見直し、省エネルギー効率を高める
福岡県や省エネルギーセンターでは「省エネ」を実施しており、省エネ改善のための具体的なアドバイスやアドバイスも提供しています。
再エネ活用には太陽光発電の導入や再エネ証書購入など、以下の方法が推奨されています:
オンサイトPPA方式:事業所屋根に太陽光発電設備を設置し、発電事業者が電力を供給する仕組み
自営線方式・自己託送方式:敷地外に発電設備を設置し、電力を自営線や電力系統経由で供給
再エネ証書購入:再エネ価値のある電力証書を購入してCO₂削減効果を確保する方法(例:グリーン電力証書)
脱炭素を進めるための電動車導入についても説明されています。日本政府は「2035年までに新車販売を電動車100%」とする目標を掲げており、エコドライブの推進やゼロカーボン・ドライブ(太陽光発電とEV車の組み合わせ)などの対策も奨励されています。
EA21(エコアクション21)は、環境省が策定した環境マネジメントシステムで、PDCAサイクルを活用し、企業が継続的に環境改善活動を行う仕組みです。な特徴は以下の通りです:
小さくても取り組みやすい:実務負担を軽減したシステム設計
効果的・効率的な活動:事業所の自主的な努力を第三者が認証し、信頼性が向上
2. 知識編
世界的な気候変動問題の現状や、日本が目指す2030年・2050年のカーボンニュートラル目標について解説。や自然災害の増加などの影響が企業経営にとっても重大なリスクとなっています。
中小企業も大企業とサプライチェーン継続中、脱炭素経営が求められています。脱炭素化に取り組むことで、コスト削減、顧客獲得、従業員のモチベーション向上などのメリットが得られます。
SDGsの達成に向けた企業の役割も解説されています。SDGsは17の目標と169の目標で構成されており、持続可能な社会を目指して、企業が取り組むべき重要なガイドラインとされています。
「ふくおかエコライフ応援サイト」や「エコふぁみアプリ」を活用し、従業員が環境について学び、家庭でも効率的に取り組むことが推奨されています。ニュートラル達成に向けて、国全体での「デコ活(脱炭素活動)」も紹介されています。
このガイドは、省エネと脱炭素化に関心を持つ福岡県の事業者を支援するための情報が提供され、特に中小企業が手軽に具体的な意味のある政策や、支援制度について詳細に解説しています。
https://www.ecofukuoka.jp/administrator/6656.html
この度、このエコ事業所応援bookの解説動画を作成しましたので
ご案内です。
https://www.ecofukuoka.jp/center/7825.html